台湾伝統「蛇のフルコース」（世界の珍料理 part 1）

台北、華西街夜市にはヘビ料理店が立ち並ぶ「ヘビ街」と呼ばれる場所があります。

残念ながら近年、動物愛護意識が高まったことや、さらにヘビの供給量不足などにより売り上げが落ちこみ、ついに2018年5月21日に最後の店舗が閉店してしまいました。

今回はかつてあった台湾伝統の珍料理「ヘビのフルコース」について紹介します。

珍料理の見つけ方

2014年頃の観光情報といえば、雑誌やインターネットで「女子旅」が増え、どちらかというと綺麗・可愛い観光スポットの内容が多く、ゲテモノなどの変わった観光情報は多くありませんでした。

しかし、欧米軒の観光情報には日本とは違った視点で面白い＆珍料理などの変わった観光情報が紹介されていることがあります。　

そのため訪問する国の観光情報を調べる際は、日本語で検索するだけではなく、英語やその国の言語で観光・おすすめ情報を調べてみると新しい発見がある場合があるので、是非試してみてください。

蛇のフルコースの食べ方

「おすすめの蛇肉湯毎份コース　250元 (約900円)」
コースを食べる順番１→４

蛇の肉スープ
漢方を使ったスープなので、体に優しいサムゲタンスープのような味です。ヘビのお肉は淡白でさっぱり、骨が多く、肉は少なめ。

蛇のショット
ショットは全て焼酎のようなもので作られていたので、アルコール度数は強めです。
味もそれぞれの部位の味を強く感じないのでさっと飲み干せます。

ただ最後の「蛇の血のショット」だけは量が少し多く、飲み始めはストロベリーのような甘味が少しあり飲みやすいですが、最後の方は血の味がほのかにします。

まとめ：食べた感想

全体的に晩御飯として多くはありませんが、漢方がたくさん使われており、さらに最後の「蛇の血のショット」の効果もあり、食後すぐにアドレナリンがでてきて活力がみなぎります。

これから環境保護やエシカルの思考が強くなるにつれ、その地域や国で伝統食材とされてきたものが、他の国の人や異文化の人にとって受け入れられず衰退・終了することは増えるかもしれません。

伝統がなくなるという視点としては残念な気持ちもありますが、だからこそ、旅行の際に「その国だからこそ味わえる・楽しめるユニークな経験」をするのがおすすめです。